6月4日に三鷹のSCOOL で長年温めていたトークイベントを開催した。登壇者はチェルフィッチュの岡田さんと制作会社プリコグの中村さんと黄木さん。演劇ライターの徳永さん。俳優の田中美希恵ちゃん。司会に白水社の和久田さんというそうそうたるメンバーが僕の呼びかけに快くしぶしぶノーギャラで引き受けてくれた。お客さんもたくさん来てくれた。
俳優はワンドリンク買えば無料。一般のお客さんも500円ていう赤字がやる前からわかっている企画だった。いろいろな話が議題になっていたが具体的な話としてどうするかという話になかなかならないのがもどかしかったが一回目として演劇がかなり遅れているという事実が改めて共有できたのは思い通り。さあこれからだと思っている。密室で行われてきたさまざま問題を第三者にも開かれている状態にすれば俳優がこれほど苦しむこともなくなる。飴屋さんもいろいろ発言してくれてありがたかったです。俳優の子達も自分が受けたパワハラの話をしてくれたり。第2回目を早めにやりたいと思います。今度は遠慮なくできるだけ具体的な話をしっかりしたい。できれば弁護士の方にも同席してもらえるとありがたいんですよね。チェルフィッチュの顧問弁護士の方に相談しようかしら。とにかく僕がずっと訴えてきた俳優の権利をしっかり主張して具体的に少しずつ変えていきたい。天運我にあり。鬱の用意。(山縣太一)
2019/6/4@三鷹SCOOL『演劇におけるさまざまなことについて vol.1』
「こんにちは。山縣太一です。僕は俳優をやってきました。でも俳優というのをちゃんと考えだしたのはチェルフィッチュを離れてからです。考えれば考えるほど知れば知るほど俳優というのがわからなくなります。意見や主張は極力しない。契約面の話し合いを自分からはしない。できない。でも舞台に立つのは結局俳優。身体や心がしんどくなるのは必然なんじゃないか? 俳優という職業というのを再考し再構築するべきではないか? もちろん俳優だけではなく作家や演出家や制作など現場に関わる人があたりまえになっていることをもう一度二度考える機会があれば僕らはルーティーンの機械にはならないんじゃないか? っていう話し合いをしまーす。」
出演:山縣太一(オフィスマウンテン)、岡田利規(チェルフィッチュ)、中村茜(プリコグ)、黄木多美子(プリコグ)
ゲスト出演:田中美希恵、徳永京子
司会進行:和久田賴男
発起人:山縣太一
主催:オフィスマウンテン
共催:株式会社precog、一般社団法人チェルフィッチュ
協力:SCOOL
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