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タタミグループ

駄弁

【小山智之】

はじめまして。タタミグループの小山です。

今回フェスのブログを書くにあたって何を書こうかと悩みましたが、今回の作品について詳しく触れる部分がなかったので作品の紹介?と現段階での稽古場で行ってる作業を書いていきたいと思います。

まずブログのタイトルにしている「駄弁」は今回のフェスに参加する作品のタイトルです。作品の内容を簡単にまとめるとだらだらと話していくうちに今までの記憶が漏れていくという感じです。もっと簡単にまとめると記憶の話です。

今回この「駄弁」でやりたかったことは現在の身体で過去の自分の身体を作っていく作業。

今までの作品も経験則から役者の方々は作ってくれた部分が多くあると思うのですが、それをより抽出したような作業にできればいいなと思ってます。

数年経って身体も思考も場所も時間も変化していった今の状態で、明確に意識して過去の自分の記憶や見てきた風景や匂いや音を思い出しながら身体を作っていければ面白いものになるのではないかと思い現在も模索中です。


現在稽古場で行っている作業は、テキストをベースにおきながら出演するマガセ君の身体を考える作業。当然と言っていいのかわからないですが、作と出演が一緒ではないので出演するマガセ君の実体験がベースではなく、そこにマガセ君の経験したものを身体に落とし込む作業をしています。

例えば、20歳のころはなんとなくいまより身体も軽かった等という抽象的なものを具体的にしていく。言葉での説明ではなく、身体への説明?で具体化させるときにまず意識するポイントを明確に持つことなのかなと思ってます。なんとなくいまより身体も軽かったから上半身の上のほう意識という大きな枠組みだと余程器用な人じゃないと身体は動かせないと自分は感じているので、例えばみぞおち辺りを意識するとか上部の中でもポイントをつくり、それを探りより具体的にしていきながら当時の身体を作っていく。

このような作業をしながら記憶と照らし合わせ身体に反映させていくということを行ってます。良かったら観に来ていただけたら嬉しいです。



【マガセナオキ】

タタミグループ マガセナオキです。

今回、小山の書いた台本を覚え、自分なりに少し変えて書いて、フリをつけてみる作業をしてみた。最初は、台本をベースに似て非なる文章ではなく完全に別物を書いてしまい、台詞と身体がだいぶずれ過ぎ、自分の中で状態が分かりにくくなっていってしまった。

なので次は、台本をベースに簡単に名詞や語尾やらを少し変えるだけにし書いてみた。今度はセリフと身体のズレが少しへり、リンクする部分がふえ分かりやすくなった。まだまだ改良の余地ありだが。

今現在の自分の課題としては身体を作るというのは勿論なのですが、セリフのリズム。セリフが聞きやすいリズム、または少しずらしたり。自分の言葉が観ている人に伝わればいいなと思う。リズムが一定でロボットみたいと言われることがある。ロボットからの脱却。本当に自分は不器用だなと思う。 いい作品になると思うので、見に来てください。

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