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『NOと言って生きるなら』 山縣太一の稽古場日記

更新日:2019年9月16日


9月16日。先日大きい台風が僕の住む静岡県伊東市を襲った。夜23時過ぎから次の日の夕方まで停電していた。断水している地区もあった。何日も停電と断水している地区もあった。報道がかなり遅れたが千葉県の爪先の方はかなり被害が深刻みたいだ。電気がないと本当に不便だ。でも電気が使えない時間も新作のことをずっと考えていた。照明や音響に頼らない表現。横浜STスポットの空間を最大限使って立ち上げる本当に豊かな表現。狭い空間だからお客さんも間近に俳優が観れる贅沢さ。嫌なことが一つもない。少なくとも僕は。例えば俳優だけいれば作品は上演可能。音や明かりはあれば使う。助けてもらうようには使わない。よりよくするために必要なら使う。結果的にそういう表現がこれからはメインになってくるかもしれない。スタッフを雇うお金がない。もしくはお金をかけたくない。やれることをやる。やれないことはやらない。一人が一つの草鞋を履かない。何足も草鞋を履く。お洒落は足元から。演劇の未来は草鞋の多さかもしれない。私の草鞋は鼻緒が切れている。この話も尻切れツンボ。

 

山縣太一。40さい。

今日は8月12日。夏も真っ盛りです。静岡は熱海から横浜までの東海道線もバカンスを楽しむ普段よりはバカん素な人が多い中普段からバカん素な私は私の身体と演劇についての考えを県を跨ぎながら頭の中はマタギのよう。会話の時に口から出ない言葉達を見るような聞くような作品にしたい。普段の生活から今よりもっともっと集中して観察しないといけない。暑さが背中の方に移動して喉仏でコオロギが鳴けばまたさらに作品を深く考察しよう。セミの声じゃメタルのギターだ。



 


稽古初日。大谷さんはお休み。新メンバーの飯塚大周君も来てくれた。8月の稽古はなかなかコンディションの調整が難しい。一人一人の身体の状態をよく見る。よく聞く。なぜか最年少の馬場君が一番疲れている。新しい会話劇を作りたくていろいろ試してみる。顔と上半身と下半身をそれぞれ岡田君と横田君と僕とで分けて動かしてみたり。僕は上半身を担当。体話には見えても会話には見えない。口からでる言葉だけじゃない会話劇。まだまだ試行錯誤。俺の身体は要介護。






 


【公演情報】

オフィスマウンテン vol.7

『NOと言って生きるなら』作:山縣太一


出演:大谷能生、山縣太一、横田僚平、岡田勇人

作・演出・振付:大谷能生、山縣太一、横田僚平、岡田勇人、萩庭真、馬場祐之介、飯塚大周


音楽:大谷能生

音響:牛川紀政

【日程】2019/11/5(火)~17(日)

11/5(火) 20:00

11/6(水) 20:00

11/7(木) 20:00

11/8(金) 休演日

11/9(土) 17:00

11/10(日) 17:00

11/11(月) 休演日

11/12(火) 20:00

11/13(水) 20:00

11/14(木) 20:00

11/15(金) 休演日

11/16(土) 17:00

11/17(日) 17:00


【チケット予約】

9/5(木)19:00より開始→こちらから


【料金】

・前売:3,000円

・当日:3,500円

・マウンテンチケット:5,000円

マウンテンチケットには以下の特典が付いてきます。

《特典:①台本+サントラ+振付メモ ②公開稽古にご招待 ( 10/5(土) ※15時開始 ) ③出演者4人のインタビュー映像 ④サイン入りポストカード》

【会場】STスポット

〒220-0004 横浜市西区北幸1-11-15 横浜STビルB1


​共催:STスポット

特別協力:急な坂スタジオ

企画・制作:オフィスマウンテン


【お問い合わせ】no.ikiru1105@gmail.com


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