堂々としたブスはほぼ美人というユニットをしています、小川です。
略称はブス美人です。 実はオフィスマウンテンのメンバーでもあります。小さい「ィ」を担当しています。 今回は、自分も携わったオフィスマウンテンの公演「だれだって臍を噛む」のときに出てきた「状態の目盛り」を使って、発話してないけど言葉を喋ってるような身体だったり、充満している言葉が身体から漏れ出す瞬間を丁寧に作ることをやりたいと思いました。 あ、目盛りに関しては写真を見てください。
ちなみにこの写真を撮ったのは2週間くらい前?なので、そこからは変わっています。というか、本番では使わない可能性すらあるのでやっぱ見なくても大丈夫です。 丁寧にやったのかなんなのか、初通しは35分くらいでして。5団体もあるので長くとも25分以内には収めなきゃなのですが、いつも足らないものをなんとかかさ増しすることを考えてきた浅ましいかしましい人間なので、減らすことは初めてです。 喋らない台詞を増やすことしか今のところは方法を思いつかないので、出演の二人に泣きつこうと思います。 言い淀む/身体淀むということを、メンタルではなくフィジカルでやりたいと思っています。それにしても、演劇ってメンタルな部分が大きいなぁと今、書いてて思いました。心持ちでどうにかなることが多いのかもしれないけれど、そんな不安定不確実なものに頼りたくはない。(身体は安定確実かといえばそうではないれど、心よりはまだ頼りになる) 他にも気になっていること、やりたいことは ・見る/見られることで相手に与える影響や、自分が受ける影響について考える →よく言われる「ちゃんと相手を見ろ!」「は?見てるし」「それは見れてない」 見るってなに?っていうところ。 ・自分として動いていたものが、身体はエアーポケットの状態、目はガラス玉のただの容れ物になる →最近、舞踏に興味があって「動かされる身体」や「どこだれなにがどうしてが抜け落ちた身体の状態」にどうやったらいけるのか気になっている。普段の状態と行き来したいと思っている。 ・話してない人はどうする?問題。 →ただ居るって難しい。何もしないわけにもいかないしなー。ただ聞いてるだけでいいかも。聞いてるをアピールしてみる。もしくは別のことを思い切ってやってみる。 とかとかを考えてやっています。 作品のタイトルは「茄子」 男女の二人芝居(もしくはデュオダンス)です。ちゃんとあらすじも荒々しいかんじであります。 カップル?か夫婦?かよくわからん男女が同棲していて、女の方はマッチングアプリで不特定多数の男と関係を持っていて、男の方はそれに気付いてるけど見たいものを見たいようにしかみない、つまりなんも見てない二人の話です。の予定です。 今回はダンサーの甲斐ひろなさん、俳優の外桂士朗さんに出演と振付をお願いしました。 二人とは、山縣さんのWSで出会いました。 能動的に考えて提示してくれるお二人なので、わたしはやることがなくますます太るばかり。桜木町で稽古していますが、駅の蕎麦屋に3回行きました。 ところで、これを最後に堂々としたブスはほぼ美人はやめます。最後なので是非、見に来てください。 以下、外くんと甲斐さんからのコメントです。 ↓ こんにちは、俳優の外桂士朗(そでけいしろう)です。 今回、小川さんからのお誘いで舞台に出させていただくことになりました。 ダンサーの甲斐さんとの実質二人芝居?ということで、どんな作品に仕上がるのか、やっている側としてもとても楽しみです。 お互い、違う畑同士でやっているのですが、毎回体の動かし方や発想の違いに感心することばかりでとても面白いです。 そういった体の動きの違いにも着目すると面白いかもしれませんね。 また、私ごとではありますが、年末年始に風邪を引いてしまいまして、まあそれはなんとか治ったのですが、なかなか咳がおさまらず、呼吸器科クリニックに伺ったところ、なんと喘息と診断されまして、少しずつ回復はしているのですが、いまだに咳が出続けているという状態におります。 果たして本番までに完治するのか、それに注目して作品を見るのも面白いかもしれません。 もし、本番中に咳をかましてしまっても、「あ、結局治せなかったんだな」と温かい目で見てくださると幸いです。 より良い作品にできるよう、三人、力を合わせて頑張りますので、どうかよろしくお願いいたします。 え、ユニットやめるとか初耳なんですけど…(← ↓ こんにちは。甲斐ひろなです。 わたしは普段ダンサーとして活動しているのですが、自分は所謂ダンサーのイメージからはかけ離れているとなんとなく思っているので、ダンサーと言われるとちょっとぞわぞわします。 わたしは演技経験がほとんどないので稽古は手探り状態です。台詞の言い方も正直全くわからないです。自分がお客さんの立場で聴いた時に良いなと思う感じの喋り方をイメージしてやっているという感覚です。外くんの独特の佇まいからたくさん学ばせてもらっています。小川さんが提示してくださる身体の動きはとても興味深く、まさに目から鱗です。うまく言えないのですが、稽古の度に新しい臓器が増えていくような、身体が変わっていくのを実感しています。 ぜひたくさんの人に目撃していただきたいと思います!よろしくお願いいたします!
Comments